終わらない進化を続け、新たな世界を紡ぎ出す次世代ポップソング『アノアタリ/ユリーカ』

アノアタリとは?

Vo.条生彩乃、Gt.西川ノブユキ、Key.菊池亮太、Dr.齊藤晃久。
2016年4月から本格的な活動を開始した次世代型J-ポップネスバンド『アノアタリ』。
いい音楽を求め、日夜試行錯誤を重ねながら生み出される楽曲の幅は非常に広く、独自のアプローチでありながらもボーカル条生の優しい歌声でまとめ上げている。
ワンマンや各種企画ライブなどで会場を満員にする快進撃はとどまることを知らず、ますます勢いに乗るバンドだ。

ゴールを決めず、風に身を任せて進んでいこう。

アノアタリ『ユリーカ』

どこか懐かしさをまとったイントロから始まる『ユリーカ』。

前面に押し出されるキーボードと、抜けのいい澄んだボーカルの絡みが非常に気持ちいい。

Aメロから聴くものの背中を押してくれるように紡がれる歌詞はポジティブな気持ちで満ち溢れており、今に迷い、過去にとらわれ、進む道を決めあぐねている人にこそ聴いてほしい楽曲に仕上がっている。

現代人はゴールを決め、そこに向かって邁進する形で自分を成長させようとするが、この楽曲ではそうではないと説く。

終点となる場所を決めず、イメージに従って自由に進んでいこうと言っているのだ。

吹いてくる風を全身で浴び、地図に従うわけではなく思いのままに進んでいれば、きっと理想の場所にたどり着ける。
そのとき、ふと気づけば近くには、それまで苦楽をともにした仲間がたくさんいてくれるはずだと教えてくれているようだ。

これは万人に対する応援歌でもあり、これまで応援してきたアノアタリのファンに対する感謝の気持ちを綴った歌でもあると思う。

 

これまでの歴史を胸にこれからも進んで、進化し続けるアノアタリをこの先もずっと見ていてほしい。
そうすれば、また全然違った世界を一緒に見ることができるのだから。

そんな思いが込められているようにも感じられる。

こうしてストレートに語られる思いは、いつもファンの心に届き、新たなファンの心にも染み渡っていく。

この強いメッセージ性と表現力で、アノアタリはもっともっと大きな存在となり、これからも私たちに新しい景色を見せてくれることだろう。

収録アルバム

『ユリーカ』が収録されている『多彩ノ進化論』は、2019年2月25日にリリースされた1stフルアルバムだ。
アノアタリ初のフルアルバムとなっており、意欲作となっている。
各種音楽配信サイトでも配信されているのでぜひ聴いて見てほしい。

『多彩ノ進化論』
1.   ユリーカ

2.   ママレード

3.   とある日(Album Version)

4.   冬中花踪

5.   明い車

6.   Night Dive

7.   真夏の夜の夢

8.  【síː】

9.   えそらごと

10.  街

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【TEXT:倉田航仁郎】


【Official Web Site】


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